8. 加圧トレーニングが代謝に与える影響(2)
前回は、基礎代謝のお話をしましたが、今回も引き続きお話したいと思います。
基礎代謝を決定する要因は
- 性別(男性が女性よりも高い)
- 体重(体重が重い方が高い)
- 筋肉量(筋肉量が多い方が高い)
- 基礎体温(体温が高い方が代謝も高い)
以上の要因が代表的なものです。
つまり、基礎代謝を高めるためには、これらの要因を考慮に入れなければなりません。
これらの要因の中で性差や体格差などは遺伝的な要因が大きいため、変化させる事は難しいです。
基礎代謝は変化させるには、やはり筋肉量と基礎体温をいかに上昇させるかが、代謝を上げるカギになります。
加圧トレーニングをすると、成長ホルモンの分泌が増加し、筋肉への刺激も大きいため、効率良く筋肉量を増やす事ができると言われています。
ただし、現実的には短期間で筋肉量を大幅に増やすにはかなり難しいのです。
特に女性の場合は、1kgの筋肉量を増加させるには、物凄い激しいトレーニングを長期間続ける必要があります。
ですので、加圧トレーニングで基礎代謝を高めるには、平常時の体温を高める事が基礎代謝を上げる事につながります。
では、加圧トレーニングで基礎体温を上げるには何をしたらよいのでしょうか?
加圧トレーニングをする時の方法は、大きく分けて2つあります。
一つは、ダイナミックな動きで、関節や筋肉を大きく動かすトレーニング、もう一つは、小さな筋肉を丁寧に動かすトレーニング。
小さな筋肉を丁寧に動かすトレーニングは、体の内側にあり、体を支えるインナーマッスルを鍛える事ができます。
インナーマッスルを鍛えると、基礎体温を高める効果があるため、加圧トレーニングでインナーマッスルを鍛えるトレーニングをする事が一番良いトレーニング方法です。