9. 加圧トレーニングがリンパに与える影響について
リンパマッサージは、最近注目されているマッサージであり、リンパマッサージを受けられるサロンは年々増えています。
リンパ液とは、体で不必要になった物質を排泄する役割を持った液体です。
その物質とは、細胞が劣化した物や体内に存在する栄養素が体内に滞留すると、体の調節機能が低下したり、免疫力が低下します。
よく言われるのは、体内において、酸素や栄養素を運ぶ血液を「体の上水道」、体に不要な物を外に排泄するリンパ液を「体の下水道」と例えられる事があります。
リンパ液を流すリンパ管は体内の至る所に存在しています。大きく分けて、2種類のリンパ管があります。
一つは、皮膚に近い部分に存在している表層リンパ、これは比較的細いリンパ管で、血管に例えるなら、毛細血管のような感じです。
もう一つは、体の深部に存在する深層リンパ管です。これは比較的大きなリンパ管で、一度にたくさんの物質を排泄する事ができます。
加圧トレーニングをすると、筋肉の活動が活発になり、たくさんの血液が流れると共に、たくさんのリンパ液の流れを良くする事もできます。
ですので、加圧トレーニングの中で、アイソメトリックやスロートレーニングなど、インナーマッスルを刺激するトレーニングを行うと、たくさんのリンパ液を流す事が可能になります。
加圧トレーニングは成長ホルモンの分泌により、ダイエット効果を高める事が可能ですが、トレーニング法を工夫すると、リンパマッサージに近い効果が期待できます。