12. 加圧トレーニングと乳酸耐性の向上
「乳酸耐性」と聞くと、一体何?と思う方も多いと思います。
私も乳酸と聞いて、真っ先にイメージするのはヨーグルトにたくさん入っている乳酸菌です(笑)
ただ、ただ今回お話する乳酸は乳酸菌とは関係がありません。
体内の乳酸は、体の疲労を表す指標の一つです。
乳酸は、筋肉を活動させると体内で乳酸が生成され、体内に蓄積されていきます。
乳酸が蓄積されていくと、体が重いとか動きにくいなどの疲労の状態になります。
そして、睡眠や軽い運動、食事などで疲労を体外に除去されます。
加圧トレーニングは、以前お話した「血液プーリング」によって少しの運動でも乳酸を溜めやすい状態にします。
わざと乳酸を溜めやすい状態にして、いったい何をするのかと言うと、乳酸が溜まっていても疲れない状態、つまり「乳酸耐性」を高める働きがあります。
体が乳酸に耐える力が高まると、疲れにくい体になったり、短い時間で疲れた体が回復できるようになります。
加圧トレーニングをしている最中は、体がキツかったり、疲れたりします。
ただ、そのトレーニングを乗り切ると、体はしっかり反応し、強い体が作られます。
できるなら、1~2回で止めてしまうのではなく、8~10回続けてみて下さい。
必ず体が良い方に反応してくれます。