13. 加圧トレーニングの有酸素運動としての効果
加圧トレーニングの運動形態は、極めて無酸素運動の形に近い運動形態です。
確かに、加圧ベルトを巻いての運動が加圧トレーニングだと定義するのであれば、ベルトを巻いてのウォーキングやランニング、または低負荷でのサーキットトレーニングを行う事も可能である。
しかし、私の個人的な意見になりますが、加圧トレーニングをするにあたって、やはり効果が十分に発揮されるのは無酸素運動です。
無酸素運動の代表的な運動は、短距離を走ったり、ジムのマシントレーニングなどがあり、一方有酸素運動はウォーキングやジョギングなどの運動です。
この２種類の運動形態は、目的がはっきりと異なり、無酸素運動は、成長ホルモンや筋線維の修復能力を利用して、筋機能の向上が主な目的です。
一方有酸素運動は、筋持久力などの筋機能も関与しますが、主たる目的は心臓や肺など心肺機能の向上になります。
どちらかを比較した場合、加圧トレーニングの効果は、低負荷・短時間で、高負荷のトレーニング効果を引き出せる事にあります。
それを考えると、加圧巻いた環境では、無酸素運動に近い運動形態を実施し、加圧トレーニングの長所を十分に発揮させた方が良いと思います。
また、トレーニングをしていく中で、心拍数や呼吸数などの変化から、ある一定の有酸素運動効果も期待できると思います。
でも、やはり加圧トレーニングは無酸素運動に適しています。
