16.加圧トレーニングが酸素負債に及ぼす影響
みなさんは、酸素負債と聞いて、何を連想しますか?
酸素の負債?酸素の借金?よくわからない方も多いと思います。
酸素負債と言うのは文字通り「酸素の借金」です。
運動をするとたくさんの酸素が体に必要とします。これを酸素需要と言います。
体は運動に必要な酸素をすべて、すぐに送る事ができず、一時的に酸素が足りない状態になります。これを「酸素負債」と呼びます。
この不足した酸素は、運動終了後に数時間~数十時間でゆっくりと埋められます。
この時には、体の代謝が高くなり、普段より体内で必要なエネルギーが多くなります。
つまり、やせやすい状態になるのです。
加圧トレーニングは、血流を制限して酸素を不足した状態にさせるので、酸素負債を起こしやすい状態になります。
この酸素負債を利用するとダイエットには効果的です。
酸素を不足させる状態を作ると言うと、一見健康を害したり、体に悪い状態になるのではないかと感じる方もいると思いますが、そんな事はありません。
酸素負債は、日常生活でも起こる事でもありますし、普段の軽い運動でも酸素負債は日常的に起こります。
酸素負債を埋める事を繰り返すことで、体も強くなりますので、安心して加圧トレーニングを行っていただいて大丈夫です。