19.加圧トレーニングにおける心理的効果
加圧トレーニングの特徴は、上腕部の付け根と大腿部の付け根に加圧トレーニング用のベルトを巻き、圧力を加えるトレーニングです。
この圧力を加える事は、血流を制限させるので、体にはストレスを加える事であり、時には酸欠状態などの反応を起こす事があります。
体はストレス反応を示しますが、加圧トレーニングをする事で、心理的にはどんな効果があるのでしょうか?
加圧トレーニングは体にストレスを加えるので、心理的にも不快な気持ちになるのかと言うと、そうではありません。
血流を制限し、体にストレスが加わると、カテコーラミン(アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミンの総称)と言うホルモンの分泌量が増加します。
これらのホルモンは、興奮状態や幸せな心理状態の時に分泌されるホルモンであり、加圧トレーニング中や直後には、興奮状態+充実感に満たされます。
また、β-エンドルフィンと呼ばれるホルモンの分泌量が増加します。
このホルモンは脳内モルヒネとも呼ばれ、ランナーズハイを引き起こすホルモンです。
この事から考えると、加圧トレーニングの途中や直後には、興奮や幸せや充実感に満たされる可能性が高いです。
もちろん、体にストレスが加わると、気持ち的にも嫌だという気持ちになる人もいるとは思いますが…
日頃のストレスを発散したい、気分を上げて元気になりたい、そんな方は加圧トレーニングを体験してみると良いですよ。