30. 加圧トレーニングによる体幹トレーニング1
今回から加圧トレーニングにおける体幹トレーニングについてお話したいと思います。
体幹のトレーニングはコアトレーニングとも呼ばれており、最近ではメジャーになっているトレーニング法です。
しかし、体幹はどこからどこまでで、どんな定義なのかは、はっきりしていません。
まず、ここでの体幹とは、筋肉における優先的な役割が、関節運動ではなく、姿勢の安定が中心となる筋肉と定義したいと思います。
代表的な物は、脊柱起立筋(最長筋、腸肋筋、棘筋)、多裂筋、腰方形筋、腹横筋、内外の腹斜筋などになります。
加圧トレーニングは四肢にベルトを巻き、血液プーリングを起こさせた状態でのトレーニングになるために、体幹における効果を疑問視する方も多くみえます。
私も、以前は加圧トレーニングにおける効果は四肢が中心であり、体幹への影響は限界があるのではないかと思っておりました。
しかし、加圧ベルトを巻いた状態での体幹トレーニングは、加圧トレーニングでない体幹トレーニングとは明らかに違い、軽い強度の体幹トレーニングでも、かなり強い強度に感じたり、翌日に強い筋肉痛を経験するなど、明らかな違いを感じています。
私には、具体的にその原因を詳しく説明する事はできませんが、確実に言える事は、加圧トレーニングでの体幹トレーニングは効果があると言う事です。
次回から体幹トレーニングの種目をご説明します。