41. 加圧トレーニングよる腹筋群のトレーニング1
今回から、加圧トレーニングが腹筋群にどのような影響を与えるかについてお話しします。
まず、一般的に言われる腹筋ですが、実は腹筋と言う筋肉は存在せず、正式には「腹筋群」と言います。腹筋群の中には、腹直筋(一般的に言われる腹筋です)・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋の4つの筋肉になります。
筋の機能としては、腹直筋は体を前に倒す(前屈)、内・外の腹斜筋は体を捻る(回旋)、腹横筋は脊柱のスタビライザー機能として、脊柱を安定させる(支持機能)があります。
この腹筋群を鍛えると言うのは、加圧トレーニングを行う上で非常に効果があります。
例えば、加圧トレーニングをダイエットの目的で行う場合、腹筋群をしっかり鍛えると、ウエストを細くさせる事ができ、美しいスタイルを作る事ができます。
健康のために加圧トレーニングを行う人も腹部の脂肪はメタボの原因です。腹筋群をしっかり鍛えることで、健康の指標にもなるメタボ解消に役立ちます。
また、すべての人に共通する姿勢の改善にも腹筋群をしっかりと鍛える事で、腹腔内圧(内臓と腹筋の間にある空間)を高める事ができ、姿勢改善や内臓の働きを高める事ができます。
加圧トレーニングのイメージと言えば、加圧ベルトを上腕と大腿の付け根に巻くため、四肢の運動がメインになりますが、実は腹筋にも良い影響が出るのです。